Milk[弥勒]Official Blog

琉球・八重山の唄をフィーチャーしたユニットMilk[弥勒]。ミルクと呼んでくださいね♪ 唄・三線 真田弥生、ピアノ・コーラス 木村恵でお送りする心地よい島唄をあなたにお届けします。

Milk[弥勒]初生配信ライブ
~また会う日までさようなら、ありがとう~

2021年5月19日水曜日 19:30~20:30
Youtube特設サイトにて視聴 1500円
チケットはPassMarketでご購入後
ライブ当日に視聴URL視聴をご登録メールアドレスへお知らせするシステムです。
★お知らせ
■5月11日(火)20時~20時55分
狛江のローカルFM局「コマラジ」にて「火曜の夜は まんちゃーひんちゃー」
ゲスト出演します。
コマラジを聞くにはリスラジをダウンロードして狛江FMを探して聞けば日本全国聞けるみたいですよ。
◎リスラジ

■5月13日(木)19時30分~ 20時00分
NHK BSプレミアム「ニッポンぶらり鉄道旅」
FU-KUとMilk[弥勒]が取材されました。どんなふうに編集されているかわかりませんが・・^^;
何回も延期の末中止になってしまったFU-KUライブの気分をちょっとだけ味わえるかもしれません

ライブのお知らせです!!
(あっ、その前にゆがふライブは本日ですよ~~~!!!

狛江駅北口にある泉の森会館から始まる商店会の夏祭り「泉の森通り夏祭り」ににMilk[弥勒]を呼んでいただきました~!!
Milk[弥勒]が出るのは7月26日(日)です。
夕方の4時位~6時位~の2回、ストリートLIVEやります。
是非、冷やかしに来てください!!踊ってください!!
(小雨は決行だそうですが、雨天の場合は泉の森会館3階ホールにて演奏します。)

その後、後夜祭という事で、泉の森会館3階ホールで歌声喫茶をやります。
Milk[弥勒]も参加しますので、沖縄曲をみんなで歌いたいと思います。
最後には、やはりみんなで踊ります!!
是非是非、冷やかしに来てください!!
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喜多見と狛江の映画祭にて、見て来ました。歌ってきました。

「えんどうの花」とういう映画、西表の船浮出身のイケメン唄者・池田卓さんが宮良長包役をしたという事で、
今から10年前ぐらいに話題になっていたのですが、昨日やっと見ました。

主宰の高山さんが映画上映の前に、「突っ込みどころ満載な映画ですが・・・。

・・という前置き。

んん?何だ何だ???

・・・という感じで見ておりました。

まぁ、ワタクシ的には突っ込みどころ・・・出演者の演技が・・ 
「ありゃー再現ドラマ??つか、素人?」という所でしたが、それでもワタクシとしては充分楽しめました。

宮良長包さんという人は明治生まれの石垣育ち。
幼い頃から八重山の古典音楽には親しんでいたのですが、西洋音楽を学び、山田耕筰などとも深く親交があった、当時としては八重山でも相当なインテリでブルジョアな家柄だったのではないでしょうか。

音楽の教師として、また西洋音楽をやったものとしての沖縄の民謡や古典を取り入れての混声合唱曲やシンフォニーに、また童謡や新民謡などに書き換える事を多くしました。

一番有名になった歌は、やっぱり「安里屋ユンタ」でしょう。
八重山の原曲から「新安里屋ユンタ」を作り、戦前の全国区の歌謡曲にまでなって有名になった歌です。
元祖「琉球POPS」というところでしょうか。

一番見所だったのは、最後の戦後60年に発見されたという「嵐の歌」。
フルオーケストラシンフォニーの中に三線や琴なども入り、随所に八重山民謡の一節「とばらーま」や「しょんかに」、琉球古典では「瀧落菅撹」などの音が入ります。

それと、国頭サバクイをフィーチャーした高校生たちの男女混声合唱曲。
元歌をよく知っている人(ウチナンチューやナイチャーでも民謡や古典を習うようなマニア)なら、「ナルホド、こう来たか~」等と楽しめますが、そんなマニアックな元歌を知らない人にとっては、ちょっと微妙かもしれません・・。

メグさんは、そんな長包音楽に対しては「ミョーーチクリンな音楽だと思った!!(爆)」と。
・・やっぱり・・。(笑) 

そんなメグさんの突っ込みどころは「画面と音声が最初から最後までずっとズレてる!!」と。
たしかに、いろいろツッコミ所はありました。
でも池田卓さん、基礎をガッツリ学んだ唄者だなぁ・・!という見せ場も随所にあり、ワタクシ的には楽しめましたよ~

さて、その後のMilk[弥勒]のライブですが、是非宮良長包ゆかりの曲を・・というリクエストもあり、
「えんどうの花」を仕込みました。
童謡でクラシック的に歌われることの多い歌ですが、Milk[弥勒]サウンドに仕上げました!!
いい感じに仕上がったので、今度のゆがふライブでもやろうっと!!

IMG_3089-s<セットリスト>
1:えんどうの花
2:安里屋ユンタ
3:No Nuke No Hate No War 
4:海は命の宝物
5:月ぬ美しゃ
6:クイチャー踊り 
 

急に決まったLiveですが、日にちがあまりないので取り急ぎお知らせいたします。
えんどうの花
石垣島出身のの作曲家、宮良長包の事を描いた映画なのですが、主演に八重山の唄者池田卓さんが演じたことでもひと時話題になった映画です。

宮良長包さんは、映画タイトルになっている 「えんどうの花」ばかりでなく、有名すぎる沖縄の唄「新安里屋ユンタ」の作者でもあったんですね。(知りませんでした)

この映画の上映の後にMilk[弥勒]のLIVEをいたします。

是非、見に来てくださいね!

日時 7月5日(日) PM14:30~16:00 えんどうの花上映
             上映後 Milk[弥勒]LIVE
場所 M.A.P.
 〒201-0004 東京都 狛江市岩戸北4-10-7 島田歯科2階 03-3489-2246
          (出来るだけ予約してください)
料金 1200円(+投げ銭)

映画祭のチラシです。(クリック拡大します。)
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海は命の宝物

作詞 真田弥生 作曲 木村恵(オリジナル曲)

島の宝 珊瑚の海 生まれた命のゆりかご
生き物たちを育み 島を守る防波堤
海の中の宝箱は 千年と紡がれた宝石
命をつなぐ奇跡 地球の宝物 珊瑚礁

忘れないでお願いだから 海と森はつながっている
忘れないで 森が消えれば珊瑚も消える


海の中の宝物は 海草やアマモが紡いで
生き物たちを育む 命守る海の森
北の海の豊かな水が 潮に乗り地球を巡って
命の連鎖が続く 国境も越えてゆく海流

忘れないでお願いだから 海と陸はつながっている
忘れないで 海を穢せば命も消える

海は命の宝物 海は命の宝物
海は命の宝物 海は命の宝物

つながっている 忘れないでお願いだから
海と陸はつながっている 忘れないで 国境線は存在しない
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海は命の宝物 sample



ダイビング歴30年、沖縄の海を潜ってきました。
30年の間に、陸上の開発の影響でどんどん珊瑚礁が壊れていく現状を目の当たりにし、
島の宝とも言える珊瑚礁を何とか守れないかといつも思っていました。
特に沖縄本島の珊瑚の壊れ方は絶望的なスピードでした。
その後に残る生物の少ない死んだような光景に何度も悲しい気持ちになりました。
 
今、沖縄本島に残る奇跡のような最後の珊瑚のサンクチュアリが「辺野古・大浦湾の海」です。
サンゴの群生やジュゴンだけでない多様な生物が息づき、そして2000年もかけて育った幻の青珊瑚の群生などもあります。

新しい軍港の工事に伴い多様な生物達が死滅していくのを黙って見ているしか出来ないのか、何か出来ないのか、私なりにいつも考えていました。
 
また、南の海でだけでなく本土の海も環境破壊に加え、福島の原発事故があり海の環境は大変深刻な状況になっています。
フクイチ由来の放射能は海流にのり太平洋を渡って、対岸のアメリカ西海岸やカナダまで到達していますが、依然アンコントロールな状況は変わるどころかますます深刻な状況です。


かけがえの無い私達の宝物である「海」
海が壊れれば、私達人間は生きてはい変えないのです。 

壊すのも人間だけど、気がつけば止められるのも人間。


少しでもみんなに考えて貰えたら・・、と歌にしてみました。 

弥勒世乞 (ミルクユークイ)
作詞 : 真田 弥生       作曲 : 木村 恵

1.昔(んかし)昔(んかし)ぬん 遙かなる神世
 ニライカナイぬん 弥勒ぬ世が

人も獣も鳥達も
国も言葉も違っても
みんな仲良く遊んでた
みんな歌って踊ってた

人が開けたパンドラの箱  
心の痛みが見えなくなり
命の輝きも欲に消されて

ミルクユークイ ミルクユークイ
弥勒世果報の世を招こう


2.人は争いを うち重ね互(タゲ)に
  憎しみの壁が 高くなるだけ

海も大地も欲望の
ためなら全部壊しても
自分のムラが良けりゃいい
自分が損をしなけきゃいい

人が開けたパンドラの箱
欲望と憎しみがこぼれ落ち
絶望の最後に希望があった

ミルクユークイ ミルクユークイ
弥勒世果報の世を招こう

人が開けたパンドラの箱
人の手で元に戻そう
愛と平和の鍵をかけよう

ミルクユークイ ミルクユークイ
森と大地と海までの
ミルクユークイ ミルクユークイ
命(ぬち)ぬ輝き 取り戻そう。
ミルクユークイ ミルクユークイ
弥勒世果報の世を招こう
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沖縄には弥勒世(ミルクユー)という言葉があります。
 
Milk[弥勒]の名前の元となっている弥勒(ミルク)の神様が治める
平和で豊かで皆が共に歌い踊って遊ぶという天国のような世の中です。

そういう弥勒世を乞い願う唄が、沖縄には沢山あります。
八重山の弥勒節は弥勒世を願うために、神の捧げる祭祀の始まりや終わりに歌われる唄です。
その弥勒節が本島にわたって出来た歌、赤田首里殿内にはこういう歌詞があります。

「弥勒世ぬ昔 くい戻ち今に 御万人ぬ交り 遊ぶ嬉しゃ」
(弥勒世の昔に戻って、世界中の人と仲良く遊ぶ事の嬉しさよ)
 
弥勒世とは、56億年後の未来ではなく、この歌詞のようにかつてあった神世の事だったのです。

かつて、自然と共生し、戦争のない平和で差別のない平等な時代が1万年も続いた時代がありました。
縄文時代です。
日本中の縄文の遺跡には、狩をする為の道具は見つかってるけど、人を殺す道具は全く見つかってない。
部族間での戦争が無かったのです。
そして、想像以上に豊かで、貧富の差が無く、まさに弥勒世のように心豊かな世の中だったのです。
そんな時代が1万年も続いたのでした。
沖縄の人は縄文人のDNAを色濃く持つ人達で、根っから平和を愛する人達だと思います。

3世紀あたりから、武器や鉄器とともに弥生人が半島から渡ってきて、大和朝廷が作られた。
弥生人は縄文人が持っていない武器を使い、縄文人を支配し追いやっていったという古代の歴史。

一万年の縄文時代の後の今に至るたかだか2000年弱。
・・・・で、この2000年の間にどれだけ の殺し合いがあったのか。
地球上から殺戮が無くなった日は一日としてありません。 

神代の昔の縄文時代に戻ることは出来なくても、人の心が起こす憎しみや争いを何処かで断ち切らなければ、このまま行けば人類は滅亡していくように思えてなりません。

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