調布市のせんがわ劇場が主催しているサンデーマチネコンサートの「世界の楽器シリーズ」として沖縄三線のレクチャーLIVEをさせていただきました。

今回はMilk kyatではなく、純粋な沖縄音楽で、というリクエストでしたので、宮廷音楽から各島の民謡までをワタクシ「真田弥生」として、そして島太鼓の「篠田正人」のコンビでやらせていただきました。

会場のせんがわ劇場、コンクリート打ちっぱなしのとってもモダンな建物。
聞けば私の大好きな建築家・安藤忠雄氏設計とのこと。
そしてこの一帯は「安藤忠雄ストリート」と言われているらしく、右も左もそれらしきステキな建物が建ちハイソな雰囲気です。
この日の気温が35度でなかったら、終わった後散歩したいくらい素敵な街角でした‼
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そしてホールは120席ですが、ほぼ満席でした!!
調布市のサンデーマチネコンサートのファンがしっかり根付いていて、あちゃ~~~責任重大やさっ!
立派な舞台です。シーサー君の影絵まで作ってくれていました!
久しぶりに、着物のこの扮装。太鼓のしのさんも新調した夏の袴姿です。
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今回はちょっぴり真面目に、三線や沖縄音楽の歴史、また琉球の歴史を共に語って歌わせていただきました。
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三線の起源。また素材や材質について。
日本とは別の歴史を刻んでいた琉球王国。
1609年の薩摩による琉球侵攻という大事件。
琉球王国の芸能の位置づけ。
また、琉球の芸能を担った士族の話。
さらに先島諸島のの重い人頭税の中で豊作を願う唄や
労働歌=結唄としてのユンタなどを紹介し、
野にある唄を集めメドレー組曲にした歌を紹介し、最後はカチャーシーで〆!
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....って、最後はカチャーシー!!

・・とチラシにも当日プログラムにも書いてしまっていますがちょっと問題が。

なんとサウンドチェック時に判明してしまったのですが、会場の責任者の方に
「ここのホールは消防法上スタンディングは絶対無理なんです~!」と。

「えええええ~~~!!」

・・・・という事で、席に座った状態でカチャーシーをしていただいた事になったのですが・・・・・・


なんと、ほぼ全員の方が着席のままカチャーシーを踊っていただきました!! ありがとうございました!!

終わった後、劇場の方の配布したアンケート用紙を見せていただきました。
回収率もかなり高かったそうで、感想が記入してあるコメントを見せていただいたら、
「知らなかった沖縄の歴史を知って良かった」
「歌の背景がわかって良かった」という感想が多く、
「あ~!やって良かったな!」と思いました。

お客様をお見送りするときも、「とっても良かった~ありがとう~!」って言ってくれる人が多くて、感涙です。
せんがわ劇場のスタッフの方々!、本当にありがとうございました!

<セットリスト>
1四つ竹
2鷲の鳥
3豊年のあやぐ
4安里屋ユンタ
5中作田~繁昌節~とぅまた節
6豊年音頭~唐船どーい