今日は6月23日 沖縄慰霊の日です。
この日はりゅうちぇるさんも「沖縄を熱心に考える一日」と言ってますね!!
内地の人はあまり意識しない日なのですが、是非知ってほしいと思います。
ところで、6月はありがたいことにライブが沢山あって、その合間に3rdCDの制作やらリハやら飲み会やらなんやかんや。・・で、だいぶLiveレポートが滞ってしまった!!
6/3 幡ヶ谷36°5~私の音楽熱~
6/12 目黒ゆがふLive
6/15「それでも共謀罪はいらない」集会
それぞれにいろいろな思いの方たちと出会い、本来ならここにUPしようと思っていたのですが・・
今回は割愛させていただいて、先日6/20に行われた驢馬駱駝×Milk[弥勒]Vol.1~命どぅ宝~のLiveをレポートします。
東中野の駅近で私のお気に入りの羊系エスニック料理のパオ・キャラバンサライのビルの9階に驢馬駱駝(ろまらくだ)という異空間的多目的スペースがあり、そこの店長(ウチナンチュゥの)奥村さんから、「このスペースでMilk[弥勒]となにかやろうよ」という打ち合わせで伺ったのがちょうど2週間前の6/6。
こちらは2ヶ月後くらいのイベントのつもりでいたのだが、その奥村さんは2週間後の「6月20日にぜひともやりたい」と。
ええっ!!告知も集客も時間がなさすぎ~~とは思ったのですが、6/20という日が奥村さんにとって特別な日だったのです・・。
6月23日という激しかった沖縄戦が終わった日とされる「慰霊の日」のほんの数日前の73年前の6月20日に奥村さんのお祖父さん(当時30代)が、南へと追い詰められていった先のあの摩文仁で亡くなった命日だったのでした。
美しい沖縄の風景の中に、沖縄の経験してきた苦難、そして今も続く基地集中などの不条理を「慰霊の日」とからませて感じてもらって、最後は楽しく沖縄全開で楽しんでもらえるイベントをしたい!
・・という奥村さんの情熱に応えないわけにはいきません。
そして奥村さんとのトーク。
73年前のこの日に亡くなったお祖父さんは36歳。そして奥村さんのお父さんはその頃6歳。大阪に疎開されていてそうです。
実際に沖縄戦を始め東京大空襲、広島長崎など生死を分けた方々、また戦場を経験した方達でないと、戦争のリアルは次の世代には伝わりにくいものがあるし、実際経験された方も辛い経験は辛すぎてあまり口にされない・・。
私も奥村さんも、特に若いときは戦争の事とか平和の大事さとか、特に意識せずに能天気に生きてきた。
でもこの年になってはじめて「平和」の尊さに気がついた。
戦争によって「平和」を勝ち取るというのは幻想でしかなく新たな戦争や悲劇を生む。
そんなことを、いい大人になってしまってから気づいた私達だからこそ、その気づきを次の世代に伝えていきたい。
そんな思い(私達と全く同じ思い)を聞けました。
セットリストに急遽加えた歌があります。それは海勢頭豊さんの「月桃の花」。
沖縄ハーブであり非常に香りの良い植物でちょうど今が花盛り、とってもかわいい花が咲きます。
歌詞の中に「6月23日待たず 月桃の花 散りました」という部分があり、摩文仁の丘で6月20日に亡くなった奥村さんのお祖父さんの事を思うと、この歌はぜひとも入れなくては!と思いMilk[弥勒]流にアレンジしたのですが、なにせその歌詞のところに行くと練習中何度も泣けてきて歌えず、リハでも泣いてしまい、本番はメンタルに気合!を入れて唄いました。
でも、これを書いている今でも涙腺が・・・。
でも、最後は命の御祝(ヌチヌグスージ)! 踊って終わりましたよ!!
はじめての方もみんな踊っていただいて嬉しかったです!!
ありがとうございました!!
スペースも広く天井も高いので音響もとても良く響きしかもスクリーンまであるここ騾馬駱駝。
Milk[弥勒]はこれからも、テーマを企画したLiveを何ヶ月か1回ペースでやっていきたいと想っています。
どうか次回企画、ご来場くださいね!!
<セットリスト>
ヒヤミカチ
安里屋ユンタ 踊り/夫方路・chimchim
世乞い唄
桃里節~川良山節
小浜節 笛/神野正子
屋嘉節
月桃の花
トーク 奥村幸司
浜千鳥 踊り/宇夫方路 笛/沼田 百合子
海は命の宝物
地球どぅ宝
みるくのテーマ 踊り
カチャーシー 踊り
この日はりゅうちぇるさんも「沖縄を熱心に考える一日」と言ってますね!!
内地の人はあまり意識しない日なのですが、是非知ってほしいと思います。
ところで、6月はありがたいことにライブが沢山あって、その合間に3rdCDの制作やらリハやら飲み会やらなんやかんや。・・で、だいぶLiveレポートが滞ってしまった!!
6/3 幡ヶ谷36°5~私の音楽熱~
6/12 目黒ゆがふLive
6/15「それでも共謀罪はいらない」集会
それぞれにいろいろな思いの方たちと出会い、本来ならここにUPしようと思っていたのですが・・
今回は割愛させていただいて、先日6/20に行われた驢馬駱駝×Milk[弥勒]Vol.1~命どぅ宝~のLiveをレポートします。
東中野の駅近で私のお気に入りの羊系エスニック料理のパオ・キャラバンサライのビルの9階に驢馬駱駝(ろまらくだ)という異空間的多目的スペースがあり、そこの店長(ウチナンチュゥの)奥村さんから、「このスペースでMilk[弥勒]となにかやろうよ」という打ち合わせで伺ったのがちょうど2週間前の6/6。
こちらは2ヶ月後くらいのイベントのつもりでいたのだが、その奥村さんは2週間後の「6月20日にぜひともやりたい」と。
ええっ!!告知も集客も時間がなさすぎ~~とは思ったのですが、6/20という日が奥村さんにとって特別な日だったのです・・。
6月23日という激しかった沖縄戦が終わった日とされる「慰霊の日」のほんの数日前の73年前の6月20日に奥村さんのお祖父さん(当時30代)が、南へと追い詰められていった先のあの摩文仁で亡くなった命日だったのでした。
美しい沖縄の風景の中に、沖縄の経験してきた苦難、そして今も続く基地集中などの不条理を「慰霊の日」とからませて感じてもらって、最後は楽しく沖縄全開で楽しんでもらえるイベントをしたい!
・・という奥村さんの情熱に応えないわけにはいきません。
それであれば、ぜひとも入って欲しい宇夫方路先生の「浜千鳥」
Milk[弥勒]が琉球古典でもある「浜千鳥」をそもそも歌おうとインスパイアされたきっかけ。
それは「月の道標-ユタとの約束-」という劇を座・高円寺での公演をみた時です。
舞台は沖縄地上戦も末期、南へと追い詰められた学徒隊少女千代が、とうとう南の端の浜辺まで追いつめられた時に見た満月を見て、同じ月を見てるであろう親や友達、ユタを思いながら劇中で踊る「浜千鳥」が私の胸を突いたのでした。
この劇の「浜千鳥」を舞踊指導された宇夫方路先生に是非踊っていただきたい、とラブコールしたらお忙しい中急なお願いでしたが快く引き受けてくださいました。
そして、さらに嬉しいことに、その時「浜千鳥」を踊った主演でありニラカナエレジー座長の鈴木里実さんもLiveに来ていただき、Milk[弥勒]の浜千鳥の原点のような方達の前で「浜千鳥」を歌えたのが感無量です。
よい出会いをいただきました。(写真右端の方が里実さん。)
そして奥村さんとのトーク。
73年前のこの日に亡くなったお祖父さんは36歳。そして奥村さんのお父さんはその頃6歳。大阪に疎開されていてそうです。
実際に沖縄戦を始め東京大空襲、広島長崎など生死を分けた方々、また戦場を経験した方達でないと、戦争のリアルは次の世代には伝わりにくいものがあるし、実際経験された方も辛い経験は辛すぎてあまり口にされない・・。
私も奥村さんも、特に若いときは戦争の事とか平和の大事さとか、特に意識せずに能天気に生きてきた。
でもこの年になってはじめて「平和」の尊さに気がついた。
戦争によって「平和」を勝ち取るというのは幻想でしかなく新たな戦争や悲劇を生む。
そんなことを、いい大人になってしまってから気づいた私達だからこそ、その気づきを次の世代に伝えていきたい。
そんな思い(私達と全く同じ思い)を聞けました。
セットリストに急遽加えた歌があります。それは海勢頭豊さんの「月桃の花」。
沖縄ハーブであり非常に香りの良い植物でちょうど今が花盛り、とってもかわいい花が咲きます。
歌詞の中に「6月23日待たず 月桃の花 散りました」という部分があり、摩文仁の丘で6月20日に亡くなった奥村さんのお祖父さんの事を思うと、この歌はぜひとも入れなくては!と思いMilk[弥勒]流にアレンジしたのですが、なにせその歌詞のところに行くと練習中何度も泣けてきて歌えず、リハでも泣いてしまい、本番はメンタルに気合!を入れて唄いました。
でも、これを書いている今でも涙腺が・・・。
でも、最後は命の御祝(ヌチヌグスージ)! 踊って終わりましたよ!!
はじめての方もみんな踊っていただいて嬉しかったです!!
ありがとうございました!!
スペースも広く天井も高いので音響もとても良く響きしかもスクリーンまであるここ騾馬駱駝。
Milk[弥勒]はこれからも、テーマを企画したLiveを何ヶ月か1回ペースでやっていきたいと想っています。
どうか次回企画、ご来場くださいね!!
<セットリスト>
ヒヤミカチ
安里屋ユンタ 踊り/夫方路・chimchim
世乞い唄
桃里節~川良山節
小浜節 笛/神野正子
屋嘉節
月桃の花
トーク 奥村幸司
浜千鳥 踊り/宇夫方路 笛/沼田 百合子
海は命の宝物
地球どぅ宝
みるくのテーマ 踊り
カチャーシー 踊り
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