遅れていましたが・・・
3rdCD「世乞い唄」がやっと出来上がりました!
W320Q75_3rd
今回の世乞い唄とは、国の無形文化財ともなっている竹富島の種子取祭の最後の二日間をつなぐ夜から朝の夜通し島の家々を人々が神謡を唄いながら行われる「世乞い(ユークイ)」の唄。
何曲かある世乞い唄から2曲にスポットをあて、Milk[弥勒]流のアレンジで作った唄です。
乞う「世」とは平和で豊かな弥勒世(みるくゆ)です。

詩もオリジナルで八重山の弥勒世を願う言葉を入れつつも、普遍的な人間の願いでもある平和で誰もが飢えることのない豊かな世の中を願う歌詞にしました。

今こうしている時も世界の何処かで毎日起きている事。
爆撃で亡くなったり大怪我をしたり両親を無くした子供達が沢山居るという現実。
そしてこの国も。
平成も最後の年だというのに、これだけ豊かになりITも発達して昔より随分と便利な世の中になったはずなのに、富は偏り貧困からくる子供の虐待のニュースが絶えずあり、とてもやりきれない思いがつのる毎日。
涙を流す事すら許されない子どもたちが世界中にそして身近な所にもいる21世紀の今の世の中。

風貌からかけ離れているのでみんな驚くのですが、弥勒(みるく)さまは、女性と言われています。
女性というのは生む性。
未来の人類の宝である子供たちを連れてきます。
ジャケットの写真はその種子取祭の奉納芸能の前に弥勒が子供たちを引き連れて現れるシーンを撮影しています。

子供たちが豊かに繁栄出来るように願うのが今を生きる大人の努め。
弥勒世を願うことは21世紀になっても変わらないんだなぁと最近つくづく思うのです。

そんな気持ちで作った「世乞い唄」です。
ぜひCDを聴いていただければ嬉しいです!
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「世乞い唄」

作詞:真田 弥生
編曲:木村恵

昔世ば給らり
神ぬ世ば  給らり
踊らばん 踊れ
遊びばん 遊び

今年世ば 直らし
今夏世ば みぎらし
唄と踊いに 祈り願い
弥勒世ば 給らり

ヒヤ飢える事の無い世に 争いの無い世に
ヒヤ武器捨てぃてぃ 弥勒世ば  給らり御万人に

ヒヤ地球という名の舟 御万人ぬ命が乗る
共に生きる全てのものに 弥勒世ば給らり

ヒヤ踊らばん踊り 夜が明けるまで踊り
ヒヤ弥勒世の世ば直れ 弥勒世果報給らり
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収録曲は売り切り御免となってしまった1stCDの中のオリジナル曲「海は命の宝物」と「弥勒世乞」の2曲を加えた計7曲です。

1 世乞い唄(オリジナル曲)
2 中作田~繁盛節~とぅまた節(沖縄民謡)
3 古見の浦(八重山民謡)
4 みるくのテーマ(オリジナル)
5 No Border(オリジナル)
以下ボーナストラック
6 海は命の宝物(オリジナル)
7 弥勒世乞(オリジナル)

1500円