10回目の3.11がやってきた。
たくさんの人や生き物の命を奪った地獄絵図だった津波とともに
いやそれ以上のインパクトで襲いかかった原発の爆発。
今、私達の意識はコロナパンデミックに向いてしまっているけれど
フクイチの廃炉の道は険しく程遠く放射能や汚染水の問題は解決方法も見つからないほど重く私達の未来にのしかかっています。

反原発集会でも何度かMilk[弥勒]も歌わせていただいたご縁で、日音協&さようなら原発1000万人アクション実行委員会のweb上のコンサートということで、オリジナルソングでの動画を作って欲しい、というリクエストがありましたが、動画を作る能力と環境が無くメッセージと音楽ファイルでの参加となりました。
日音協の方が、それを簡単な動画にしてくださいましたので、メッセージとともに歌を聴いていただけたら幸いです。
原発事故はまだ終わってません。
早く自然エネルギーへの転換が図れる社会に私達は歩みを止めてはならない、と思います。



東京電力福島原発事故から10年
私たちは忘れない!そして歌い続ける!
Milk[弥勒]からのメッセージ

あれからあっという間に10年という月日が経ってしまいました。
地震や津波に加えて福島第一原発の事故という未曾有の災害を経験した日本人。

「津波による全電源喪失はありえない」と言った本人が「放射能は完全にアンダーコントロールされている」と言い放って招致した東京オリンピックは金と利権にまみれ、コロナパンデミックも相まり莫大な国民の税金を消費しながらも国民不在の中、迷走しています。

絆という言葉とともにあの時は確かに世界中の人達と心がつながった。
10年経った今、差別や格差はどんどん深刻度を深めかえって分断が深まったように感じます。
あの時の「絆」というものは何であったのだろう。といつもふと考え込んでしまいます。

私達は3.11の福島原発事故を目の当たりにし、社会の歪を見てしまいました。
原発も差別も、他者の痛みの上に存在します。
それは「自分のムラさえ良ければ他者の痛みは仕方がない」という自分勝手な無関心を呼び、
その心根の行き着く先は人を殺すことも正義となってしまう「戦争」へとつながります。

Milk[弥勒]はこのフクイチの事故後、こうした世の中の流れを憂いそんな世の中を変えていこう!という願いを込めて「NO NUKE  NO HATE  NO WAR」という唄を作りました。
この歌は何回か反原発集会でも歌わせていただき、皆様にも多く口ずさんでいただき大変感謝しております。
今回の企画に合わせてこの唄の動画を作ることは間に合いませんでしたが、どうかメッセージと唄だけでも聴いていただきたいと思い、音楽ファイルとともにこのメッセージを送らさせていただきます。

戦争のない、平和で豊かな弥勒世(みるくゆー)が来ますように。
そしてこの国が原発のない安心して暮らせるような自然エネルギー主体の発電が主流となれるようなサステナブルな社会に変革していけますように!!!
最後に「NO NUKE  NO HATE  NO WAR」の歌詞も載せておきます。

Milk[弥勒]
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NO NUKE  NO HATE  NO WAR
作詞 真田 弥生
作曲 木村 恵

大きな地震がやって来て
津波で電源壊れたら
地球の地獄の釜があく
森も海も汚されて
それでも原発無くならない
10万年の核のゴミ
誰が面倒みるのかな
NO NUKE  NO HATE  NO WAR

人がだんだん壊れて行く
ネットに潜む差別ヘイト
人の心もバラバラに
心の痛み見えなくなる
あの日の事を思い出そうよ
世界中の人達と
つながる絆 ぬくもりを
NO NUKE  NO HATE  NO |WAR

平和ブランド捨ててまでも
イケイケどんどん武器売ろう
イクサを煽る人達は
戦場行かずに金儲け
ホントにイクサになったらさ
基地や原発 真っ先に
ミサイル受ければ それまでよ

それでも原発続けますか?
憎しみの連鎖 煽り立て
これからどこに向かうのか

NO NUKE  NO HATE  NO WAR
NO NUKE  NO HATE  NO WAR
NO NUKE  NO HATE  NO WAR
NO NUKE  NO HATE  NO WAR