Milk[弥勒]Official Blog

琉球・八重山の唄をフィーチャーしたユニットMilk[弥勒]。ミルクと呼んでくださいね♪ 唄・三線 真田弥生、ピアノ・コーラス 木村恵でお送りする心地よい島唄をあなたにお届けします。

Live Report

Blogを書く時差が空いてしまいましたが・・・・
5月の連休も明けた8日。
月初めにもかかわらず、お集まりいただいてありがとうございました!!

この日は、アースディ東京で一緒に沖縄企画を作り上げたメンバーも打ち上げで来ていただきました!
嬉しいことに学生座談会でトークした学生さんも!
まだ十代の彼らはソフトドリンクで乾杯でしたが、だんだん酔っ払っていく大人に混じり、最後まできっちり付き合っていただきましたよ~~
個人が集まって出来たアースディ沖縄メンバーもまる二年。沖縄にかける思いが同じだけに結束が強まった感じ!最後は楽しく踊って踊って・・
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👇ソフトドリンクのみでシラフでも踊らされるのです。
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私達は赤いみるくTシャツで
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アースディメンバー以外も!
一緒に楽しんでいただきありがとうございました!!楽しかった~~
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また来月も第2火曜日はめぐろゆがふに来て下さいね~

<セットリスト>
No Border
海の声
海は命の宝物
みるくのテーマ
魚湧く海
世乞い唄
ヒヤミカチ
与那国ぬ猫小
波照間小唄
カチャーシー
クイチャー

鳩間の港(Enc)

GW最終日は狛江駅前ライブに呼んでいただきました!
「音楽の街 狛江」という取り組み、市&市民共々力を入れています。
今回の駅前ライブで58回目となるそうで、市民の方々に認知され定着しているイベントのようです。
今回はキタコマ沖縄映画祭でおなじみのMAPの宇夫方さんプロデュース。
Milk[弥勒]も沖縄映画祭や市民コンサートなど過去何回か狛江市の方たちの前で演奏させていただいています。お客様もたくさん足を止めて聞いていただき、また私達を覚えてくださり楽しみに来ていただいた方もいらっしゃり、とっても嬉しく思いました。
ありがとうございます!!!
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天気も非常に良く気温は高いのに爽やかな風が吹きとっても気持ちよかったです!
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そして、今回は踊り隊のスペシャルゲストが!
宇夫方路琉舞研究所の生徒さん、金城さんとまだ4歳のエマちゃんが安里屋ゆんたとカチャーシーを踊ってくれましたよ!
もう視線は可愛いエマちゃんに持っていかれちゃいました!
ってか、歌いながら目が細まる自分に気がつく自分。
童神ってこういう事だなぁと。
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今回も大変お世話になった宇夫方さん。写真を撮ってくれたくりさん。
そして踊りで盛り上げてくれたエマちゃん金城さん!ありがとうございました!!!

<セットリスト>
海の声
海は命の宝物

ヒヤミカチ
地球どぅ宝
与那国ぬ猫小
みるくのテーマ
安里屋ユンタ
カチャーシー

GWの中日の4日。
PEACE WINNDSの多田さんの紹介で荻窪のBUNGAというライブハウスで歌いました。
初めての箱とお初顔合わせの対バン。ドキドキ。

World Wide Week ~世界中の音楽を聴こう!
という企画だったのですが私達の回は沖縄で繋がっていました。
一番手はMilk[弥勒]。
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新島達也さんは伊江島出身の唄者。
以前目黒のゆがふに行った時ちょうどMilk[弥勒]のライブだったとの事で知っててくださいました。
そしてもう一組のGOOD FELLASはロックですがボーカルの人が沖縄の血を引き沖縄LOVEな曲も。
そしてギターの方はアースデイのOne Peace OkinawaのLiveでかっこよかったacoustic Loose Riderのギターの方でした!
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二番手のGOOD FELLASさんに三線のサポートを入れる新島達也さん。
LOVE&PEACEな3組の演者が出会った1日でした。
そしてこのLive ハウスのBUNGA自体LOVE&PEACEなお店でした。
そういえば紹介していただいた多田さんのバンドもLOVE &PEACEなバンドだしなぁ。
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今回も縁が繋がる出会いでした。

ライブハウスでなかなかこの唄は歌わないから、レア動画かな?と。
録画してみました。新島さんナイスな指笛入れてくれて嬉しかった~

<セットリスト>
No Border
海は命の宝物
中作田~繁昌節~とぅまた節
与那国ぬ猫小
世乞い唄
No Nuke No Hate No War!

メーデーで歌うお話が来た。日比谷野音で持ち時間は10分。
さて何の歌を歌えばよいか・・迷いました。
実はワタクシの人生の中、メーデーに参加したことが無いのです。
会社員時代、労働組合に加入していたのか??も不明で、お恥ずかしいことに無頓着でした。
(そういえば給料から500円ぐらい組合費の名目で引かれてたような気がする…程度

・・で、お勉強です。

メーデーの歴史を調べてみると・・
もともとはヨーロッパにおいて「夏の訪れを祝う日」を意味しました。
しかし、1886年5月1日、「合衆国・カナダ職能労働組合連盟」の労働者たちが、8時間労働制を求めてストライキを起こします。
当時は1日12時間以上の過酷な労働が当たり前でしたが、この歪んだ労働環境を是正するために、労働者が立ち上がったのです。
こうして、5月1日は労働者の権利を主張する日、「メーデー」として、世界中へ広がり定着したそうです。
1917年にはソ連が、初めて国の法律として8時間労働制を確立。
1919年に国際労働機関(ILO)第1回総会で「1日8時間・週48時間」という労働制度が定められ、国際的労働基準として確立したという歴史がある事がわかりました。

日本では1920年5月2日、東京の上野公園で第1回メーデーが開催されるが
1936年には、旧日本陸軍の青年将校らがクーデターを試みるという2.26事件が発生。
それ以降メーデーの開催が禁じられ、敗戦を迎える1945年までメーデーは開かれませんでした。
敗戦の翌年の1946年に再びメーデーが開催されるようになってからは毎年行われていますが、このように11年にもわたってメーデーが中断された歴史を思うと労働者の権利の獲得や保障のための運動は、戦時には弾圧されることから、「平和であること」「戦争を起こさない、巻き込まれないこと」が、労働者一人ひとりの人権や暮らしを守るための第一条件だな~と思います。

弥勒世(みるくゆ)である「誰もが飢えない豊な世の中」は「平和」無くして実現しない。

・・という事で、唄った曲はオリジナル曲、「NoBorder」「No Nuke No Hate No War!」
もうNoづくし。
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大企業から業種で連合した中小企業まで様々な労働組合の方々が来られていました。
日比谷野音会場がギッシリでした!

正規・非正規の格差は広がるし、自殺者も出るブラックな労働環境が半ば公然化され、外国人労働者は現代の奴隷?とも思えるような現場がある現代。

結局は「政治」なのですが、年金原資まで株に投資し、消費税は福祉に使うといいながら福祉を削り、お友達企業に利益を誘導する「自民一強」の今の状況を許しているのも国民なわけで。

働きやすい環境、平和な日本を次の世代の子供たちに渡すためにも私達一人ひとり何が出来るか。
労働組合が弱体化していると言われて久しいですが、130年以上も前に働くひとの権利を守るために出来た労働組合。
「私達一人ひとりが働くひと」なので自戒を込めてですが、先人たちが戦い勝ち取ってきたものを無にしないように、それには何より他者を思いやる愛と平和な世の中。
LOVE&PEACEなのだ!

W320Q75_IMG_6581千葉市の光明寺という真言宗のお寺さんに、春の花祭り(釈迦生誕祭)のイベントに呼んでいただきました。

近隣の方や檀家さんをお呼びしてのこのイベントも今回で10回目になるとの事。
演者演目も津軽三味線から上方、薩摩琵琶、と南下し、いよいよ沖縄、という事で私達が呼ばれました。

お楽しみ演芸会のようなイベントを想像してセットリストを組んで行ったのですが・・・・

お寺に到着しご住職とご挨拶した時に聞かれました。

「この花祭りのイベントは毎年4月29日に開催してきたのですが、今年は敢えて4月28日にしました。
今日は何の日か知っていますか?」


いきなり問われて、(゚∇゚ ;)エッ!?となったのですが、ご住職は「今日は沖縄のことを語るのにふさわしい、屈辱の日だからです。」・・と。
一見全く沖縄に縁がなさそうに思えたご住職からこの言葉が出てきたのです。

4月28日は敗戦後アメリカの占領下にあった日本がサンフランシスコ条約で主権を回復した「主権回復の日」。
しかし、唯一の地上戦となって県民の4人に1人が亡くなったと言われる沖縄戦を経験した沖縄は取り残され、収奪された広大な土地はアメリカ軍の基地のまま米軍による被害(今でもひどいが)今とは異次元なくらい酷く沖縄県民にとってこの日は「屈辱の日」となったのだ。

これは、セットリストを再考せねば。と、meguさんの手持ちの譜面をとにらめっこして直前に変更。
涙そうそうの代わりに童神を。(この唄にはちょうど2年前の4月28日に米軍属による強姦致死事件の被害者に対して、作曲者の古謝美佐子さんが「貴方の花を咲かすための風除になれなかった・・」と涙を流しながら歌われた歌なのです)・・また逆にオリジナル曲を増やしたり。

私達の演奏前にご住職の法話がありました。
内容は、琉球王国の歴史から明治の琉球処分、そして太平洋戦争を経てこの「屈辱の日」があること。
そして現在の基地問題のことにまで触れ、高江や辺野古にも行かれた事があるとおっしゃっていましたが、異常な基地集中とベトナムやイラクなどアメリカのする戦争が進撃基地になってしまっている事等・・沖縄の事を遠い所、単なる観光地と思わないで自分事として考えてみて欲しい・・というような内容の法話でした・・・・・
沖縄を考えると平和とは?というのを強く考えさせられます。
みんなが心豊かに暮らせる弥勒世は平和無くしてはありえません・・・

ここにも、「伝えたい。おきなわのこと。」と考えてくださっているナイスなお寺さんがいらっしゃる。
この素敵な仏縁に感謝です。

さて、私達のステージなのですが御本尊は不動明王様の内陣=本来僧侶以外凡人が立ち入れない聖域。
畏れ多いことこの上なし。
しかし、私達は弥勒です。(そうだ!弥勒菩薩つながりという事でお許しを
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ステージは2部構成。1部40分~トイレ休憩10分。2部は45分位。
非常に長時間のLive。
沖縄料理もオリオンビールも無いのに、みなさまとても熱心に聴いてくれて、最後のカチャーシーからの「弥勒節」を波照間式で手をつないで踊っていただきました。
そして!さらに、さらに!アンコールまでいただきました。
ありがとうございました!
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帰り際に、「とっても良かった~」と声をかけてくださったり、CDを買っていただいたり・・
嬉しかったです!本当にありがとうございました!!
沖縄の事を知ってほしいアツい心のご住職に出会えたことも奇跡のようなご縁に導かれて。
呼んでいただきありがとうございました!
<セットリスト>
1部
海は命の宝物

てぃんさぐぬ花
地球どぅ宝
赤田首里殿内
与那国ぬ猫小
安里屋ユンタ

2部
No Nuke No Hate No War!
世乞い唄
ヒヤミカチ
みるくのテーマ
童神
カチャーシー
弥勒節

アンコール
島唄

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